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一般社団法人

 日本マインドフルネス精神療法協会

Japanese Association of Mindful Psychotherapy (JAMP)

 

*** マインドフルネス精神療法研究会の実践面 ***


〇深い実践(がん患者、SIMT西田哲学推進者)

日本マインドフルネス精神療法協会(JAMP)とマインドフルネス総合研究所(NPO-M)は、代表がSIMTの開発者大田健次郎であり、協調して活動しています。


⇒マインドフルネスSIMT、西田幾多郎の実践指針

 

日本にあった深いマインドフルネスの実践

 襌の哲学(西田哲学)を学習しながら、襌を実践して深い自己を探求していくような感じです。
 従来の襌の方法は、只管打坐(*1)か公案修行の方法(*2)が主流です。
 マインドフルネスは、哲学を知りつつ行じる、行じつつ哲学を知る、行為的直観の方法です。現代人に向いたマインドフルネス的自己探求です。
 深い自己探求には、さまざまな方法があります。真宗によるもの、キリスト教によるもののほかに、さらに3種あるといってよいでしょう。


(1)
只管打坐、(2)公案のほかに、もう一つ、(3)「(西田)哲学実践法」(暫定名)
 マインドフルネスSIMT的方法で自己探求していく方法 (SIMTでは従来の宗教の概念によらず、独自の用語を作ります。叡智的自己、人格的自己をめざす自己洞察法です。

 

(*1)只管打坐:哲学的説明がなく、ただ坐禅する。通常、坐禅会で説法がない。ただ30−40分、座るだけの方法。自己存在の哲学を言わないのが一般であるが、いうものもある(ごく少数)。


(*2)
公案修行の方法:「無とは何か」「片手の声を聴け」、その見解を持ってこいと課題を与えられる。どのような答えを言っても否定され、見性体験するしかない方法。見性して根源の自己を知る。
どちらもわかりにくく、10年やってもよくわからない、他者の支援に活用できないという事態になりがちでした(これまでは。これからは変わるでしょうか?)。実際、哲学的に(論理的というか哲学として科学的というか)わからないから、日本の襌からは、ジョン・カバット・ジンのような現代の問題に活用されるマインドフルネスは創作されませんでした。長期間やっても、普通の社会人で長年月坐禅した人も、襌学者、僧侶でさえも、社会問題の解決のために活用する人が極めて少ない(これまでは)。


(*3)
「(西田)哲学実践法」(暫定名)
 代表が実践し理解して40年近く(自分のために数年、その後他の方と共に30年)やってきた深い自己洞察法(SIMT)を生涯実践探求する。うつ病の予防は当たり前です。それを越えて、西田哲学でいう叡智的自己、人格的自己の理解と実践を目標とする。マインドフルネス(自己洞察)を深めます。

 

 この本音で説明しました。

 大田健次郎(2022)『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』佼成出版社

 

ポイエシス(社会・世界創造)しながらプラクシス(自己形成、自己成長)します。いわゆる「坐禅会」に似ていますが、公案は用いません。只管打坐に類似の方法ですが、説明なくただ坐るという方法でもありません。マインドフルネスの方法(坐だけを重視する「只管打坐」でもありません、「公案による禅」の方法でもありませんので、いずれ独自の名前をつけます)によります。

後期西田哲学の実践論により実践します。

哲学的に言葉で説明できる限りは深く叡智的自己、人格的自己(絶対無)を洞察実践していく方向、哲学で説明する社会的マインドフルネスの方法によります。見失われたといわれる仏教の核心もみていきます。


〇マインドフルネス(第2世代)には幅広い活用領域があります。 セラピー(医療、心理療法)としてのマインドフルネスも、そうではない マインドフルネスもあります。幅広く深いマインドフルネスまで展望に入れて、マインドフルネスを学習し実践していきます。

何かの応用などの議論などは、この会は行いません。この会は、静かに自己洞察をしていきます。自己自身の意志的自己レベルのSIMT、叡智的自己レベルのSIMT、人格的自己レベルのSIMTを深めていきます。

★ご参加の前に、ご注意を
【1】心の病気の重い人は、「マインドフルネス瞑想療法士」のカウンセリングを受けてください。
【2】他のマインドフルネス心理療法(SIMT)のカウンセラーの援助によってセッション10まで終了した人も参加できます。悪化する心配がなければ、完治していなくても参加できます。 この会で、セッション10を継続してもいいし、さらに叡智的自己のマインドフルネスの開始でもいいです。そして人格的自己のマインドフルネスもあります。

【注3】ただし、他のマインドフルネス心理療法(SIMT)のカウンセラーの援助によってセッション10まで終了した人で、再発した人は、「マインドフルネス瞑想療法士」の援助をもう一度受けてください。
 この会は、がん患者であってもいいが、うつ病の人はいない前提でのすすめかたです。深くすすんでいきますから、ついていけません。日記指導、メール相談はありません

【4】 イメージとしては、継続する「坐禅会」のようなものに似ています。襌の哲学、西田哲学によって実践していく実習が中心ですが、長期間かけて、さまざまなマインドフルネス(アメリカ、東南アジア、日本)、襌、 仏教(法華、華厳、唯識、初期仏教など)、西田哲学などとの関係も理解していきましょう。西洋にない深い心理まで観察する日本的マインドフルネスの実践による叡智的自己、そして、真の自己と言われる絶対無に基礎をおく人格的自己の自覚をめざしましょう。仏教があいまいにしてしまった宗教性を哲学的に明確にしつつ、希望する人により、宗教以前の意志的自己か、叡智的自己か、宗教段階の人格的自己のマインドフルネスを探求するのがいいでしょう。

〇禅寺では坐禅が開催されていますが、難しくて説明がなくてわけがわからないという人も、こちらの会に参加してみると襌寺で行われている坐禅のこともわかってくるかもしれません。

〇マインドフルネス心理療法者の育成講座を受けた人が原則です。しかし、講座を受けていけていないがん患者で真剣に自己探求したい人も参加できます。

叡智的自己、人格的自己の研鑽によって意志的自己のSIMTのことも理解と体験が深まり質の高い社会貢献、精神疾患の治癒支援を提供できるでしょう。今、がんでなくても、やがて、がん告知を受け、自己の死の問題に直面します。
【配偶者】マインドフルネス心理療法者の育成講座を修了した人の配偶者は、がん患者の配偶者も参加できます。


〇会員制でない会に参加してみて、継続して実習してみたいという人も参加できる場合があります。

「研修会時の短時間個人面談」(短時間単独質疑応答、略して「独参」)
これは、カウンセリング、日記指導はありません。 実習時間が長く別室がある場合、みんなの場で質問しにくい内容、実践方法の急所をたずねる短い個人面談ができます。一対一の質疑応答。多勢がいっしょにそばの会場で呼吸法(自己洞察法)をしていて同時進行で行うので、一人、2,3分まで。内容は公案にかかわることではなく、自己の問題への取り組みかた、SIMTの探求方法。

「個人面談」(いわゆる病気や問題の相談、改善方針のアドバイスを個人的に受けることです)
 別の日時を決めて、個人探求相談ができます。30分から2時間程度、場所日時は決めて。

〇定例会は原則として埼玉や東京近辺ですが、遠隔地の方で、多くのご希望があれば、参りますのでお声をかけてください。病気を治すわけではないので、年に1,2回でも、あとは自習という方法で可能です。自分の見方が変わります。叡智的自己レベルのSIMT、人格的自己レベルのSIMTがあります。長い人生には、多くの試練があります。60歳以上のうつ病、自殺が多いのです。やがて、がんの宣告を受けるでしょう。自己成長のマインドフルネスを一生継続なさることをおすすめいたします。



〇『「死」と向き合うためのマインドフルネス実践』や

『マインドフルネス入門』(叡智的自己のマインドフルネスの入門書)と副読本をテキストとします。本では頁が限られるため大幅に圧縮しました。詳細な説明を省略しました。それを補う形で講話と実習をすすめます。

時々、合宿して(参加は任意です)、刊行本に書いてあることよりも深く 西田哲学や襌の哲学の学習、社会的マインドフルネスを実践していきます。


〇がん患者さんとご家族: 長い闘病生活で、ご本人やご家族がうつ病にならないように、叡智的自己、人格的自己の探求を。どうぞご参加ください。うつ病になってしまったら、カウンセラーの治療プログラムのほうにご参加ください。近くのSIMTカウンセラーで、訪問サービスをする人がいれば、ご紹介します。

★がん患者や家族にうつ病、自殺がある