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マインドフルネス瞑想療法士の資格認定講座
10回の講座のテキストと内容



すべての領域に活用されるマインドフルネスの基礎理論と実習
 付)うつ病・不安症/不安障害を治す心理療法への活用

すべての流派に共通のマインドフルネス全般の理論と実習。
この講座を受けるとうつ病などを改善する支援もできます。

 自殺を防止するために、薬物療法でも治らないうつ病、非定型うつ病、不安障害(社会不安障害、PTSD,パニック障害など)のかたをマインドフルネス心理療法で治す支援をするカウンセラー「マインドフルネス瞑想療法士」の育成のための連続講座。
感情や価値実現の行動が関係する他の領域に幅広く活用していただけます。

(毎年、少しづつ変わっています。2014年10月からのテキスト、内容です。今は、テキストも増え、内容も改訂されています。)
1
日コース(3.5単位)、10回で行います。今後、10回が標準になります。
1単位=90分、一日コース=午前1.5単位、午後2単位、計3.5単位、これを毎月1回、10か月、35単位。
講座のほかに、自宅での呼吸法と行動時自己洞察の 実習があります。
言葉による学習だけではありません。自宅や行動時の実習が必須です。
★希望が多ければ、次の方式があります。

(A)埼玉から遠い人向けに、2泊3日の集中講座を2回、課題はEメール、郵便により10か月で履修。宿泊費がかかりますが、交通費の回数は少なくてすみます。
(B)同じ地区(北海道でも九州でも)に、10人の受講希望者があれば、そちらでの開催を検討します。10回10か月が標準ですが。遠くて講師が行く交通宿泊費が高額になる場合には、2日講座を5回で(2月に1回、課題の日記指導は毎月で8カ月かけます)。交通宿泊費が高額になる場合、受講料に加算させていただくことがあります。

 

履修内容


第1群 マインドフルネス(5単位)

マインドフルネスの定義(1単位)
欧米のマインドフルネスの流派(1単位)
マインドフルネス支援者の倫理(1単位)
欧米のマインドフルネスの哲学(1単位)
深いマインドフルネス(1単位)

第2群 マインドフルネスと西田哲学(5単位)

西田哲学の意志作用(1単位)
マインドフルネスに必要な西田哲学(4単位)

第3群 マインドフルネスと脳科学(5単位)

マインドフルネスと脳科学(1単位)=マインドフルネスと前頭前野、デフォルト・モード・ネットワーク
呼吸法と脳科学・マインドフルネス(1単位)
運動と脳科学・マインドフルネス(1単位)
脳トレーニングと脳科学・マインドフルネス(1単位)
精神作用と神経生理学(1単位)=神経生理学的フュージョン

第4群 マインドフルネスとうつ病(5単位)

うつ病の病理(1単位)
うつ病と前頭前野(1単位)
うつ病の診断基準(1単位)
うつ病のマインドフルネスによる支援方法(1単位)
不安症/不安障害のマインドフルネス心理療法(1単位)

第5群 マインドフルネスと宗教(5単位)

マインドフルネスと襌(1単位)
マインドフルネスと初期仏教(1単位)
マインドフルネスと大乗仏教(1単位)
マインドフルネス心理療法と宗教との違い(1単位)
マインドフルネスと日本文化(1単位)

第6群 各セッション指導要領(10単位)

実習・指導の要点(10単位) 支援の模擬実践(または体験会実演)を含む

第7群 課題の実践(=宿題:生活の中での基本的自己洞察法と行動時自己洞察)

第1から第10セッションまで、毎月10日以上

これらを10回の中で学習します。

テキスト

うつ・不安障害を治すマインドフルネス――ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」』大田健次郎著、佼成出版社
『 不安、ストレスが消える心の鍛え方―― マインドフルネス入門』(清流出版)
「叡智的自己のマインドフルネス入門」を行いますが、そのテキストになります。
その他のテキストは下記(市販はしません。カウンセラー講座の受講者に配布します)
★このほかに、各種の講演のための小冊子が多数あります。
⇒ 10回で配布されるテキスト
 新しいテキストを増やしていきます。



マインドフルネス瞑想療法士の資格認定講座(10回)
★第1回ー10回の目次

毎年、改良を加えるので、多少の変更があります。

★第1回 うつ病・自殺とマインドフルネス心理療法への期待
 ☆セッション1の指導要領
  ☆2016年6月11日 埼玉    ☆2016年7月23日 沖縄

★第2回 人生を生き抜いていく意志作用
 (付)呼吸法の神経生理学
 ☆セッション2の指導要領

◆テキスト

(A) テキスト 『人生を生き抜いていく意志作用』目次

(B) テキスト 『自己洞察瞑想療法(SIMT)による改善事例』目次

(C) テキスト 『意志作用』 目次

(D) テキスト 『心身の健康のための「ゆっくり呼吸法」』 目次

 

 (★2019年7月、埼玉)

★第3回 マインドフルネスと前頭前野/神経生理学的フュージョン

(2016年8月20日埼玉、9月24日沖縄)
 うつ病と前頭前野の生理学、神経生理学的フュージョン(NPF)
 (付)うつ病改善を促進する運動の神経生理学
 ☆セッション3の指導要領

★第4回 マインドフルネス心理療法のための西田哲学入門
(2015年)
 ☆主なテキスト『深いマインドフルネスのための西田哲学入門』(2016年にテキストを一新)
 ☆セッション4の指導要領
(★2016年9月10日埼玉、9月25日沖縄。)

★第5回 うつ病のアセスメント(⇒★2019年10月20日)

 (付)うつ病の神経生理学(前頭前野以外の病理)、

マインドフルネスの医療と宗教の類似性と相違点
  (表)マインドフルネスSIMTと宗教の相違点

 

☆セッション5の指導要領

★第6回 支援の進め方

(⇒★2019年埼玉)

(⇒★2017年埼玉)

◆テキスト

(A)『マインドフルネスSIMT基礎講座 第6』

   =支援の進め方と支援者の倫理 ⇒目次

(B) 『うつ病・不安症などの支援戦略』 ⇒目次

(付録)支援に用いる管理表など 

(C) 『支援者の倫理』 ⇒目次

ほか2つ


 ★第7回 マインドフルネスと初期仏教の実践と限界
  (大乗仏教、西田哲学から見た問題)
 =パニック症/広場恐怖症のマインドフルネス心理療法(SIMT)

=初期仏教のマインドフルネス実践とその限界(大乗仏教からその哲学と救済範囲の批判)
 ☆セッション7の指導要領

テキスト

(A)マインドフルネスSIMT基礎講座 第7』

   初期仏教の実践と哲学思想の問題 ⇒目次

(B) 『初期仏教のマインドフルネス 〜 「正念」の方法』 ⇒目次

(C) 『パニック症と広場恐怖症』 ⇒目次

★⇒2019年12月) (⇒2017年12月埼玉) (★⇒2016年12月埼玉、2017年1月沖縄)

★第8回 禅の哲学とマインドフルネス、その現代的課題
  ⇒(2020年1月) ⇒(2017年1月)  ⇒(2016年)
 =伝統襌の問題とマインドフルネスの違い(哲学と方法)
 =マインドフルネスのための道元禅入門(道元には、現代でも通用する豊かな実在論、認識論、実践論もあるが、発掘されていない)
 =(付)現代人の一般向きではない禅の特徴(目的を持たないとか、公案とか一般人には難しい)
 =PTSDのマインドフルネス心理療法
 ☆セッション8の指導要領

テキスト

(A)『禅の哲学とマインドフルネス、その現代的課題』 ⇒目次

(B)『マインドフルネスのための道元禅入門』 ⇒目次

(C)『心的外傷後ストレス障害』 ⇒目次

★第9回 西田哲学の場所の論理と行為的直観

(20202)  (20182)  ⇒20172月)  ⇒(2016年2月)
 =マインドフルネスの哲学の再確認
 =叡智的自己の課題 (⇒SIMT叢書01目次)
 =場所的論理と自己の階層

=行為的直観(すべての専門家は叡智的自己、行為的直観を用いるが

   その哲学的な説明を知らない)

=エゴイズムになりがちな専門家(叡智的自己)が起きるわけ

    自己洞察の低い学者、宗教者がなりやすい(自分の学説、宗教のみに必死になる)


 =セッション9にある哲学
 =セッション9の指導要領

★第10回 日本的マインドフルネスの背景となる西田哲学の実践論

⇒(2018年2月)  ⇒(2017年2月)

テキスト 
   『後期西田哲学の実践論 創造的直観への実践』   
⇒目次・内容
   『深い日本的マインドフルネスへ』    
⇒目次・内容
 

=意志的自己レベルのSIMTの水平展開
   ⇒(受講生の皆さんによる広い領域への社会的応用)
  ⇒欧米の深いマインドフルネス(エクハルト、VE・フランクルなど)
 =支援者の倫理再確認
 =SIMTに用いられているもっとも深いマインドフルネスとしての西田哲学の核心
 これからマインドフルネスの研究がすすんでいくと、必ず、西田哲学が理論のささえになるだろう。自己洞察は日本の西田哲学によって究極まで探求されているから。

うつ病、不安症/不安障害などの支援には、意志的自己レベルのSIMTで十分であるが、マインドフルネスの手法の理論的根拠となるから理解しておくといい。

「自己存在」(実存論)とは何か、
そこから対象世界の見方(認識論、マインドフルネス的状況把握)、および、
社会参画的行動(行動実践論)が導かれるから。

☆叡智的自己は自己があり自己自身を基体化して、これを誇る傾向がある。世界には、専門家の独断偏見エゴイズムが充満している。
人格的自己になると意識的自我の基体化はない。すべてが絶対者の表現となる。

・すべての人間の根底の現実であるから、人格的自己の基礎
・絶対的無評価、唯一・一度的存在としての自己が個性的世界の一角で個性的に、自己を尽くして世界を創造する。学習する理論(認知、思惟)ではない、現実に生活実践していく(創造的直観)のである。

★叡智的自己のマインドフルネス実践はどうあるべきか。カウンセラー、研究者はみな叡智的自己である。

★これから研究すべき他の問題

☆アクセプタンス・コミットメント・セラピー(ACT)の文脈としての自己の場、と、西田哲学の場所との違い
 ☆マインドフルネスと日本の伝統文化(根底に流れてきた絶対無の探求)
 ☆マインドフルネスの垂直展開(叡智的自己、人格的自己レベルのマインドフルネス)

 

☆セッション10の指導要領